1万円以内の高級ダウン冬用寝袋マミー型シュラフ・レビュー
Second step(セカンドステップ) 高級ダウン 冬用寝袋 マミー型 シュラフ スリーピングバック [最低使用温度域-35度] (ブルー 右・Right)
これのレビューです。 春キャンプ、秋キャンプ、冬キャンプと夏以外のシーズンで結構使いました。
Second step(セカンドステップ) 冬用寝袋(最低使用温度域-35度)レビュー
12月のふもとっぱらや、10月終わりでも湖沿いの菖蒲が丘キャンプ場は寒かったです。
私はまだ、薪ストーブや灯油系の暖房器具を揃えていない中で寒さを乗り越えるのに役に立ったのがやはりこのシュラフ。
セカンドステップという名前はついていますが、まあ「中国製の安っすいやつ」といっていいでしょう。 私が買った時は「キャメル」という名前でしたし。
これは9,900円で一万円を切る価格。 高級ダウンと書いたのは商品名にそうあったからで実際は謎。
それでいて、最低使用温度域がマイナス35度。 快適使用温度が-15度~0度
というもので、まだ物欲よりも貧乏性の方が強かった頃に「使用温度に対するコスパ」で選んだのがコチラ。
左右が連結出来る冬用シュラフ
もう一点、重視したのが
左右が連結できる
という点でした。 あまりこれを重視される方は少ないとは思いますがカップルキャンプで一部の人にはポイントです。amazonで、RとLがあるのでそれぞれ注文します。 販売元によっては「RかLはランダム」という恐ろしく適当な世界なので選択して買える事自体がラッキーだと思ってポチったのもあります。
ちなみに冬用のシュラフで左右連結となると他に選択肢がちょっと探した感じだと、ダウンハガーの650,800くらいなんですよね。
使用した感想・-35度って本当?
さて、使用した感想。 一体実際は何度まで耐えられるのか? その時の服装やマットは?
これは組み合わせや環境でケースバイケースなのでいろんな情報を集めたい所ですよね。 その一つとして参考までに・・
まず、高級ダウンかどうかは怪しいですが、ダウンのモコモコ感・ぎっしり感は凄いです。 パンパンというか。
表面が防水で中がパンパンというのが、ラルフローレンのダウンジャケットを着た時と同じ感覚だったので第一印象は「こりゃお値段以上だぞ?」と思いました。
外気をシャットアウトする紐も一応あります。 手にした感じも安っぽくは無いです。
そして、実際春や秋のキャンプで、最低気温が10度くらいの時は「暑くてやっとられん!」と汗をかく程です。
チャックの開閉で温度調整は出来るので、大は小を兼ねるわけで、これは秋・冬キャンプへの入門用としてのスタンダードになり得るのか!?
では、肝心の冬キャンプでの使用感は? それだけ暑いのなら期待できるが・・
実際に使った所、
【ケース1】・・菖蒲が丘キャンプ場(湖沿い)
最低気温が0度くらい・テント内の室温が3度くらいの時、この時が今までで一番寒かった(耐えられたけど)。
つまり0度で何も対策無いのは無理という結論。
湯たんぽ無し・ジッポカイロのみの軽装備では、寒くて何度か目が覚めるくらいでした。 服装は上下ヒートテックに上下マイクロフリースのユニクロセット(部屋着にヒートテック足した程度ですね)
この時はマットがサーマレストのZライトソルSサイズ使用で、下からの冷気はあまり感じずシャットアウト出来ていましたが、足先が冷えました。 これがSサイズでマットが足りなかったのも原因ではありますが、せめて湯たんぽくらいは仕込まないと全然快適ではありません。
湖沿いで風があってテントが前室無し(ジッパーの隙間から風がくる)のも一つの要因ではありますが。
寒くて目が覚めた後は首回りにダウンジャケットを巻いて寝る事で外気を寝袋の中に入れない効果にもつながり中が時間が経つにつれて暖かくはなってきたので寝方の工夫もあるかもしれません。
【ケース2】・・ふもとっぱらキャンプ場(室内でマイナス0.7度)
テント内がマイナス0.7度。 暖房器具を一切使っていないので最初から冷えた状態でのスタート。
前回ので懲りたので、
・温源として、毛布・湯たんぽ(900ml)・ジッポカイロ
・服装は、ヒートテックに、外で履いていたパンツ・インナーダウンなどを着用
・首回りを暖かくして中に外気を入れないように注意した
・マットはサーマレストのプロライト4(R値3.2)レギュラーサイズ
という挑み方で、感想としては自分は「なんとかなった」程度です。
ポカポカで快適という事はなかったですが、パートナーは”顔以外は”寒くなかったと言っていたので作戦成功でしょう。
という事は、パジャマ程度で過ごすなら、0度とかがもう限界って事ですね。
3万越えのマイナス対応の寝袋を使った事ないので何とも言えませんが、これ以上は寝袋の力は関係ない領域の気がしますがどうなんでしょう。やっぱりいい奴はいいのかな。 体はさほど冷えないんですけど、私は湯たんぽが無いと足先が冷たくてどうにもこうにも・・と思いました。
ちなみに毛布をインすると結構な狭さです。連結すれば解消できたっぽいけどワンポールの3人用だったのでポールが邪魔でした。
ちなみに、ISKAの最低使用温度2度ISKAエア280X(28,000円)も比較する為に同じ環境で使いましたが、厚さの分、セカンドステップの方が暖かいとは思いました。
デメリットは?
という事で、じゃあ結局は冬キャンプとして使える寝袋で、かつ1万円を切る安さなんだからもう最高のコスパなんじゃない?
超ーーオススメなの?
というとそこまででもなくて、このブログではおなじみの、
デカくて重い
んですよね。 届いてびっくりしました。
ていうか、この比較写真ヤバいですね。 逆にISKAのエア280Xが高いだけあって小さいんですけどね。 高さが分かるように角度を変えてみようかな。
もっとヤバい。 遠近法もあって余計バカでかく感じる。
これが公平か。 右から二番目は夏に使ってるキャプテンスタッグの1000円くらいの。ただ、まだまだ圧縮できるくらいスカスカなのに対して、右のやつはダウンがパンパンに詰まっているイメージ。
サイズ:220×80×55㎝
収納サイズ:22×45㎝(筒型)
重量:約2500g
ダウン90%(1800g) フェザー10%
となっています。 22×45㎝って言われても最初のうちはピンと来ませんよね。 こんな感じですよ。 2.5kgは2人用のテントくらいの重さ。 ていうか、高級ダウンなのにこんなに重くなるはずがないだろが!
1万円以内の高級ダウン冬用シュラフまとめ
・ダウン(?)の量がめちゃ多いので暖かい。それで1万円を切るのはコスパ良し。
・風のシャットダウン(熱を封じ込める力?)は甘い気がするので、3度以下の場合は、湯たんぽなり、幕内を暖めてから寝るなり、結局何かしら別の対策が必要。 (もしも寝袋自体がそんなもんだとしたら、最強)
・ただし、とにかくデカくて重い。
・中国製品特有のニオイや埃っぽさは特になかった。
・これだけ大きいのに中は狭め。 165㎝50kgで「足の横幅が狭いな」と感じる。
・ていうか、マイナス35度ってどこなん? そんなアタックする人がこのデカいシュラフ使う?
今の所、リストラ予定はありませんが、ダウンハガー800#1(快適使用-4度、最低使用-10度)だとどんだけ違うのかは比較してみたい所です。
私が買ったのはコチラ
ダバダのこれも同じもの?
これは同じ商品?? これにすれば安かったか?
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