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中古でテントを買う時の注意点は、使用回数よりも年数(経年劣化)。カビ・加水分解・シーリングテープ

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もっふぃ~カビくさい・・

中古テントを買う時の注意点です。

逆に「ちゃんと乾燥させずに保管すると寿命を早める」という教訓になります。

中古でテントやタープを買う時の注意点

キャンプ用品って詳しくなれば詳しくなるほど「憧れの物」ってのが出てくるんですよね。これ、ハマるとヤバいです。

そんな中、オークションで目についたのが

小川キャンパルのアーディン。

現行のはアーディンSTで、オークションに出ていたのはアーディンDX。ブルーの方が出ていました。

ヴィンテージ的な要素も物欲を刺激してしまったのですが、テントはそのノリで買ったらアカンというお話です。

わざわざ買い替えるモノでもなかったのですが即決価格を見て思わずポチっと購入。

しかし、届いて袋から出すと、

冒頭の「ぐもふっ!カビくさい・・」

に繋がるのです。

※10数年前のもので、シーリングテープも剥がれかかっているとの説明があったし、リスクを承知でした。 クレームをつける記事ではありません。

中古テントは使用回数よりも年数に注目しよう

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今回、いろいろ調べて思ったのは、

中古テントを買う時は使用回数よりも製造年数やメンテナンスの方が重要だ

という事です。

去年購入して20回使いました! 先月も使ったばかりですwww 汚れがありますが拭けば取れるかとwww

というテントと、

10年以上前に1度使ったきりです。倉庫に保管していましたが使う予定もないのでどなたか大切に使っていただける方にお譲りしたいと思い立った次第であります。

というテントじゃ、前者の方が良いのです。

カビが発生していないか?

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出典:GWer

まず、テントをしまう前には乾かしてからしまうのがセオリーですが、状況によりそうもいかない場合があります。

例え雨が降らなかったとしても、蒸気でインナーテントは特に水分を含みます。 土も水分を含みますよね。

そのまましまう事でカビが発生するわけです。 菌はどんどん繁殖するわけですから、汚れよりも年数による菌の繁殖の方が注意って事です。

例えば、最近まで20回も使っていたテント・・考え方を変えれば小マメに外で乾かしてメンテナンスしている物。とも言えるのです。

ちなみにこの「むっふぉ~」のテント。 商品情報には「出品前にチェックした」とあり、匂いやシート裏に関する記載はありませんでした。 

この匂いが「中古なら当たり前」という感覚だったのでしょう。実際、私も子供の頃はこの匂いが当たり前だと思っていました。

でも、これはカビなのです。  加水分解でも「加齢臭に似た香り」がするらしいのでジャッジが難しいですが、おばあちゃんの家のかおりと同じだからカビでしょう。

よく嗅ぐと・・ではなく、箱を開けた瞬間、ツーーン! 2LDKのリビングに置いていたのに、パートナーが帰宅時に玄関を開けた瞬間「何この匂い?」と言ったほど。

さすがにこのままでは使えません。

実際に手に取れる場合は匂いチェック。 オークションでは質問をするようにしましょう。 寝袋も!

フライシートが加水分解する

テントやタープが経年劣化で加水分解してベタついてくるよっていうのは今回の件で初めて勉強になりました。

防水加工されているので、それがダメになってドロドロ・ボロボロ?はがれてくるイメージですね。

カビも加水分解も、水分が原因なのでセットみたいな所もあります。

これもメンテや保存によって長持ちするかどうかは変わってくると思いますが、丸めて閉まっておいた年数が物を言います。

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で、実際これって加水分解してるの?というのが経験不足でよく分かりません・・

表面は割と綺麗ですが裏がカサカサしてヒビ割れしているような感じ。

加水分解と言えば「ベタベタ」らしいのですが、カサカサって、加水分解の向う側に行ってしまっているのか・・

オークションでは質問するようにしましょう

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欲しかったブランドテントが安値で買えそう・・どうしても欲しい!でも、年数が経っていそう・・という場合は、思っている以上にメンテナンスの重要性が高いという事を念頭に、

・ニオイは無いか?
・加水分解していないか?
・シーリングテープは剥がれかかっていないか?
・雨の日の使用はあったか?
・最終使用日
・いつの物か?
・どこで保管していたのか?

これらの点に注目しましょう。

最終使用日が最近なのが一番いい。 天気の良い日に使用したなら、そこで乾かした・点検したという事にもつながりますのでポイント高いです。

テントのクリーニング

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(シーリングテープとは縫い目から雨漏りするのを防止するテープです)

さて、このままでは使用できませんが、洗って干せば使えるんじゃない? って思いますよね。

しかし、これが調べると簡単じゃないのです。

・洗濯すると、防水加工が剥がれる・ダメージを受けるからNG(逆にここまで来たら加工を全部はがして綺麗にして、再度自分で防水加工する)

・カビを殺すためにエチルアルコールで拭いてから干す

等、候補はあったのですが状態がひどくてお手上げ! せめてカビだけならやってみたのですが、防水加工のあたりも怪しい。

という事で、

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テントクリーニング.com

が凄く評判が良かったので試してみたい。

もう手遅れなのか、まだ使えるのか?未知の世界なので専門家に見てもらいたい。撥水加工もしてくれる!

という事で、

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行ってみよう。

果たして綺麗になって防水加工もされて帰ってくるのか!? 続きは「テントクリーニング体験してみた」で

中古テントを買う時は気を付けよう、という話でした。

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