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アメニティドームS(スノーピーク)の設営のコツや感想。グランドシートとインナーマットはどちらも代用

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スノーピークのアメニティドームS SDE-001

アメニティドームSとは?

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スノーピークが「エントリーモデル」として販売しているアメニティドーム。 Sサイズは2~3人用のモデルです。

初心者向けでスノピなのにお手頃価格(3万弱)。 と、ネットでは評判で、今やキャンプ場で見かけない事は無いド定番アイテムといえるでしょう。

スノーピークはアパレルの考え方でユーザーを抱え込む、全アイテムをスノピで揃えたくなっちゃうというブランド戦略があるので、当初は「スノピへの入り口として価格を抑えているお買い得品」という解釈をして購入に至りました。

スペック・・重さ4.9kg、インナー160×220、

さて、実際使ってみた感想はどうでしょうか?

感想・レビュー

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はっきり言って、あまり文句はありません。 まさにオールラウンドテントだと思います。

デメリット的なのは一番最後に持ってくるとして、メリットからどんどん行きますね。

まず、前室がそれなりに広いですよね。

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いつもコールマンのレジャーシートミニを敷いていました。 写真で見るよりもちょうどいいです。

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コーナンラック3段です。 このように、夜寝る前に夜露対策で前室にかなりの道具を収納出来るのが一番の特徴でしょう。

雨が降って身動き取れない時は、ガスバーナーで調理出来るくらいのスペースはあります。 

113㎝の前室は低く、椅子でまったりするほどのスペースでは無し。

インナーの中に座り、扉全開で前室が作業場というイメージ。

インナーの広さは160×220。 大人2人で余裕あり、あと小さな子供1人で丁度くらい。 男3人は・・我慢すればイケます。

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後ろからも出入り出来て、靴を置くスペースくらいはあるのもポイントらしいですが、ここから出入りする事は滅多になかったです。

ただ、ここがオープン出来るのはやっぱりポイントで

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通気性がいいんですよ。 これでオープンすればより風が入ってきますよね。

よく3シーズン(春夏秋)じゃなくて、真夏だけ専用のテントを買った方がいいという説もありますが、真夏も乗り越えられる。そういう意味でアメドは初心者向けの3シーズンテントだと思うのです。 いや、4シーズンいけますね。

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暑い日は、気温に応じてメッシュ部分をどのくらい開放するか?で温度調整が出来ます。 後ろもオープンに出来ることから、このふり幅が大きめになるのです。 ※追記:他のテントも試して改めてわかったのは、インナーの質・使い勝手がいいって事でした。メッシュの質とか。あと、寒い時期でもダブルなのと。これまたインナーの質が良いから結露の心配が少ない。 (モンベルや小川のテントは同じくらいの質です。海外のいろんなのに比べた話)

その他、雨や風に強いというのも評価ポイントのようです。実際強めの雨に打たれた事もありましたが、テントに関してはストレスフリーでした。

とにかく、大体OKだからいらん心配しなくて良いという点が最大のメリットだと思います。

後は、「設営が楽」というのもよく聞きますがそれはどうかな・・?

確かに楽は楽だけど、同じようなテントならどれも同じ。 そんなに強調する程の事もないと思います。

設営の仕方のコツ

動画とか見て「簡単だな」と思っていたのに、実際やってみると「あれ?どうやるんだっけ?」と何度もなったのでコツをメモしておきます。

基本的な建て方よりも、いろんな解説で説明されていない部分を強調して書きます。

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まず、インナーを建てるぞと、この状態ですよね。ここで思うのが「どっちが前?」です。

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コツはこのマーク。こっちが前です。これが前の右。

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次に、「オレンジが違うのは分かったけど、どれがクロスさせる2本なん?」と思います。

3本とも同じ。 これがコツです。 オレンジ以外はどれでも良し。

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クロスさせて黒い所を通し、対角線上のピンに刺してグイっと建てるの所は割愛。 先に2本をクロスさせて通してからグイっと曲げて建てます。

左右の真ん中のピンは、前の黒い所(こうして見ると眉毛の部分)を通して、

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こう。

この時に、ポールの曲がり方がなんかイビツになる事があるので、インナーを全部引っ掛けて形を整えます。

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はい、次のコツは「これ」。

フライシートを上からかけて・・ここで間違いなく「向きが全然わからん」ってなります

前室部分がかなりはみ出るので混乱します。

そんな時は、このオレンジを探しましょう。 こっちが前で、インナーよりも結構手前に来きます。

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二つあるオレンジ印の一つを辿っていくとアメニティドームSのマークが! これが前室の左側です。

これさえ分かれば、「お尻の部分は左右対称のチャック」「ポールの形とフライの模様が一緒」で分かるはずです。

すると、自然と「パッチン」ととめられるので、インナーとフライシートを先に連結します。 その後、オレンジのポールを通すとその先にセッティングテープ(地面を這う黒いテープ)にピンがついているから挿す。

ペグは最初のうちは前室のセッティングテープの所や入り口から打つと分かりやすくてテンションが上がります。 (だいたい後でやり直すんですけどね)

グランドシートとインナーマット

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コールマンインフレーターマット/W(ダブル)

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小川キャンパルのマルチシート220×150用

インナーマットとグランドシートは、専用のものがあるらしいのですが、全然頭になかったです。 amazonとかで探しても高かったり品切れだったりしますね。

そもそも前室が長方形で220*150というスタンダードな規格なのでフィットするアイテムは他のメーカーでもあります。

商売的には、テントを安く提供しつつ、インナーサイズを変なのにすれば専用のシート・マットが高くても売れるという戦略もあると思うのですが、エントリーモデルとしてこの規格で提供している事は、実は凄く評価されてよいのではないでしょうか。

そして、キャンプブログ界では「マジで神」と呼べる「セマフカますたー氏」の提案通りに購入したのが上の2点です。 その記事はコチラ

この2点が相当ヒットでした。

まず、インフレーターマットは専用といっても良いほど。

そして、グランドシートは220×150に合うものを探します。一回り小さい210×140のシートを探せばよいのです。


これでも良いと思います。これなら1550円。 キャプテンスタッグのサバイバルシートとやらが210×140で100円だったんですけどひょっとして、これもあり?  例え防水はいけても、ペラペラなら石などのダメージは軽減できないか。

追記:上で紹介したGEERTOPのシート、1550円だったのがとんでもない値段になっていますね。(amazonのシステムか) 探せば他のメーカーであるので探してみましょう。 例えば、220*145とか、ちょっと違うけど合いそうなものもあるので数値で検索せず、グランドシートなどで地道に探しましょう。 >>楽天でグランドシートで検索

デメリットってあるの?

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という事で、隙の無いテントであるアメドS。改めて凄くイイ。 デメリットをあえて挙げるなら、器用貧乏って所ですね。

・5kgは軽いっちゃー軽いけどツーリングなら重い方。 2人用で前室も広めで軽いテントは他に沢山ある。
・前室の広さ・低さも、文句はないですが、何かをするには狭いし、何もしないには広い。
・冷静に考えると、3万弱ってそんなに「お手頃価格」ではない。

後は、キャンプ場でカブりまくる。

という事で、もっと軽く小さいのを求めたり、もっと前室が広い、例えばツールーム型を求めて・・はたまた、物欲を満たす為に海外テントや、スノピのワンランク上のテントへ・・と、結局リストラ(もしくは2個持ち)に合う運命になりがちという事はそこにデメリットがあるという事でしょう。

おまけの話

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付属品。小さいシームグリップが付属していました。 ペグやロープは多分バージョンによって本数が違います。 2014年のSDE-001は、ロープ4本+長いの2本+短いの2本、ペグが17本?で合ってますかね?

あと、ハンマーが付属していましたが川沿いのサイトでの使用時に壊れました。(BOSCOだったかな)

ペグは案外、これで通用します。 唯一、道志の森キャンプ場は川沿いのサイトで苦戦して、初めて念のために持っていた「ソリステ」があって本当によかった・・って思いました。  ハンマーは予め買っておいた方がいいです。

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ロープは張らなくてもよほどの悪天候じゃない限り、使用には差し支えありません。 タルんでてちょっとダサいだけです。

私のリサーチ情報ではロープも張っている確率は60%くらい。 すべての箇所のロープを張ってる人は10%程度です。(S以外のアメド含む)

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収納サイズは、この画像で縦28cm、横53cm、高さ16cmくらい。重くもなく軽くもなく、かさ張らなくもなく小さくもない。

たたみ方は、毎回違う方が良いという説があるのでざっくりと。 インナーは簡単だけど、フライシートは左右非対称だからやりづらいですよね。

①お尻は左右対称なのでそれに応じて二つ折りにする。②3等分のイメージで中に折るとその時点で四角くなるので後は頑張る。

後は、本当にお手頃価格なの? っていうのは疑問。 そもそも「スノピなのに」っていうのはブランドイメージありきですからね。 モンベルのクロノスドーム2型が2万ちょいなのを考えると、「割といいやつ買った」の部類です。

ライバルは?・・ツーリングドームの2~3人用で探すと山ほど同じ性質のものが出てきます。 コールマンツーリングドームLXとか。 これは今度別で記事にしましょう。

あと、タープが結局必要なのでアップライトを立てよう等とは思いませんでしたが、案外これがランタンポールにもなったり、使い勝手よい?いや、ひもが邪魔ーと、今になって思いました。

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海外のテントって、この形多いじゃないですか。

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こっちだけをオープンにして横向きに設置すると同じ使い方が出来ます。

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